設計から取り組む!私のSDGsへの関わり方

12.つくる責任 つかう責任

会社がSDGsに取り組んでいても、私は一体何をしたらいいんだろう・・・

そんな疑問を持っている人もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は矢野建設グループの株式会社レキオ504で設計をしている私が設計者として
どんな風にSDGsに取り組んでいるのかをご紹介いたします!

5つのPから考えるとSDGsはわかりやすい

私の普段のお仕事は設計をしています。
この矢野建設グループのSDGsの取り組みに関わるにあたって、仕事を通じてどのようにSDGs活動をしていこうか考えていました。

この記事を読んでいる人の中にも何をすればいいのかわからない人もきっといらっしゃるのではと思っています。

そもそもSDGsには17の目標があり、そのうち12の目標を矢野建設グループでは掲げています。たくさんある目標を理解するために、5つの「P」で考えるとわかりやすくなることは知っていますか?

「5つのP」と呼ばれるキーワードで考えると、17の目標が整理されるのでイメージがしやすく、SDGsそのものをつかみやすくなるんです。
SDGsの17の目標すべてを覚えていなくても、「5つのP」を知っていれば、SDGsが目指すものをおおまかに理解できるはずです。

Pepple(人間)

一つ目のPはPepple(人間)のPです。すべての人の貧しさを解決し、すべての人が健康な生活を送れるようにするための目標、つまり私たち人々の生活に関する目標です。
1~6までの目標がここに分類されますが、矢野建設グループではこのうち3つを目標としています。

Prosperity(豊かさ)

二つ目のPはProsperity(豊かさ)のPです。経済的に豊かで、安心してくらせる世界にするための目標となります。ここには7~11までの目標が分類されますが、矢野建設グループでは7~11すべてを目標に掲げています。

Planet(地球)

三つ目のPはPlanet(地球)のPです。自然と共存して、地球の環境を守るための目標になります。ここには12~15までの目標が分類されますが、矢野建設グループでは12~14の3つを目標としています。

Peace(平和)

四つ目のPはPeace(平和)のPです。平和、公正で、恐怖と暴力のない、すべての人が受け入れられ、参加できる包摂的な世界を目指すための目標となります。争いのない平和を知ることで、実現していきましょうということですね。ここには16番目の目標が分類されています。
昨今ではウクライナ情勢などもあり、世界にとっても目指さないといけない目標ですね。

Partnership(パートナーシップ)

最後のPはPartnership(パートナーシップ)のPです。私たち矢野建設グループでいえばグループ会社はもちろん、協力会社がお互いにパートナーシップを結び、協力し合う世界をめざすということです。
ここには17番目の目標が分類され、矢野建設グループでも目標としています。

あの有名建築家はSDGsの先駆者だった!

では設計者としてどのように取り組めばよいかを考えたとき、ある有名建築家が「SDGsの先駆者」と呼ばれていることを知りました。
それは世界遺産「サグラダ・ファミリア聖堂」の設計者として知られるスペインの建築家アントニ・ガウディです。

ガウディがこれまで設計した中に「カサ・バトリョ」というアパートがありますが、風の通り道をつくり、換気だけでなく洗濯物の乾燥ができたりとエネルギーを考えた設計がされています。

また、ガウディの建築は複雑な造形で知られていますが、樹木や木の葉などの自然からヒントを得た幾何学の組み合わせで成り立っているといわれています。面を線に分解し、幾何学の概念を知らない職人に「点から点に向かって石をまっすぐ切る」ように指示すると、結果的に複雑な形状ができあがるという方法をとり、職人の働きやすさにも配慮されていました。

カサ・バトリョ

実際にできること

私の担当する物件は住宅が多いため、自然光を適度に取り込み、日中は電気を使わなくても室内が明るくなるようなデザインであったり、効率よく室内に風を取り込める方法を考えながら設計を心がけようと思いました。

また、最近ではSDGsに取り組む建材屋さんも多いため、商品を選定するためにカタログを眺めていてもSDGsの文字をよく見かけるようになりました。
なので、できるだけSDGsの取り組みを行っている会社の商品を使うようにしています。

身近なことから取り組むことが大事

SDGsは最初から無理して全ての目標に関連付けて何かに取り組むのではなく、「できること」「できそうなこと」から取り組むことがとても大切です。

私たち矢野建設グループの中でもそれぞれの立場で普段やっていることを、SDGsという枠組みで考え直すと、いずれかの目標に貢献していると思います。
このHPでも私たちが会社での取り組みを記事にすることで、多くの人にSDGsを知ってもらうことに役立てると感じています。

まずは貢献できる目標について取り組む、みなさん一緒に持続可能な発展に寄与していきましょう!